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広島ビジネスアイデアソン

開催日: 2014年11月21日
ライセンス : CC0
[概要] 定員30名に対し、40名以上の参加があり大盛況なイベントでした。 広島原爆ドームにほど近い「サテライトキャンパスひろしま」を会場とし、5つのテーマで活発なディスカッションが行われました。 [日 時] 平成26年11月21日(金)13:30~17:00(開場13:00) [場 所] サテライトキャンパスひろしま       (広島県広島市中区大手町1-5-3) [定 員] 30名 [主 催] ひろしまIT融合フォーラム       (一財)日本情報経済社会推進協会・gコンテンツ流通推進協議会 [共 催] 経済産業省,総務省 [後 援] 中国経済連合会,(一社)広島県情報産業協会,       中国情報通信懇談会,LODチャレンジ実行委員会,Code for Japan [協 力] オープン・ナレッジ・ファウンデーション・ジャパン [参加費] 無料 [プログラム]  13:00 開場  13:30 開会   ライトニングトーク   ディスカッション    以下5つのテーマに基づきディスカッション    ・地域コミュニティが活性化する街に    ・バスを利用しやすい便利な街に    ・いざという時のための防災情報/お助け情報    ・道路や橋の効率的な管理の実現    ・広島にもっと人を呼ぼう   結果発表  17:00 閉会  17:15 懇親会 [テーマ概要] テーマ1:地域コミュニティが活性化する街に(地域振興)  地域コミュニティの活動の核となる町内会、自治会について、近年、加入率の低下や会を運営する人の高齢化等により、その会の運営に大きな支障が出ており地域コミュニティ活動の低下が懸念され、これを活性化させることが重要な課題となっている。  その他、地域団体である社会福祉協議会(体育協会、青少年育成協議会、こども会等を含む)の活性化や、地域ごとに存在する公民館や地域福祉センターで市民が活発に活動している地域ボランティア活動やカルチャー教室などを活用する方策も検討すべきである。 テーマ2:バスを利用しやすい便利な街に(交通)  広島市は、その地勢から市の中心部である太田川により形成されたデルタ部と、それを取り囲む山間部からなり、平野部が少ないことから急増する人口に対応するため周辺の山間部を切り崩し開発した団地が多く点在している。  そのため、バスの運行は各団地から中心部への一方向路線が主となっており、中心部以外に向かう場合は、乗継を伴うなど利便性がよくない。  また、こうした状況とともに、バス会社間での調整がなされていないため、バス路線の経路には複雑なものが多く、バス停などでの案内も不十分なため利用する市民にとっては、非常にわかりにくくなっている。 テーマ3:いざという時のための防災情報/お助け情報(防災)  現在、行政から市民への防災情報の提供は、各地域での自主防災会を通しての情報提供や、土砂災害や浸水被害に対応するハザードマップの配布に加え、気象情報や避難情報について携帯メールや防災行政無線等で行っている。  しかしながら、災害への対応の基本は、行政の対応には限界があることから市民自らが自分の生命・財産を守ることが原則であり、そのため、被害を最小限に留めようとするならば、市民自らが積極的に防災情報を収集し平素から災害に備えることが大切である。  また、災害時の対応としては、阪神淡路大震災や東北大震災での被災者の体験談の情報は非常に有益なものが多く、この情報を市民で共有する方法を考える必要がある。 テーマ4:道路や橋の効率的な管理の実現(社会インフラ)  道路や橋は、市民生活や経済活動を支える重要な基盤であるが、本市を始め全国の都市では、高度成長期である昭和40年代からから昭和50年代に多くの設備が整備されており、経年劣化により施設が劣化し、一部には老朽化による施設破壊の事例が発生している。  このようなインフラ資産の老朽化への対応に対し、本市は、市民の安全確保及び効果的・効率的な維持保全の推進を目的としたインフラ資産維持保全計画を基に、対策を実施することにしている。この計画の対象となる施設(主要道路4,274Km、主要な橋2,818本)の改修には膨大な経費を要することから、この対応には、これらの施設を日頃から計画的に補修を行うことで施設の長寿命化を図ることでトータルコストの削減や毎年の経費の平準化を行う、いわゆるアセットマネジメントにより効果的・効率的な維持保全計画を策定する必要が生じている。  なお、国からも全国の自治体に平成26年4月に公共施設等総合管理計画の策定を要請されている。 テーマ5:広島にもっと人を呼ぼう(観光)  広島には、世界遺産である原爆ドーム(広島市)と宮島(廿日市市)があり、毎年、国内外から多くの観光客が訪れているが、多くは広島市での宿泊をしない人が多い。その原因としては、世界遺産以外の観光施設の掘り起しがされていないためで、今は縮景園(広島市)が外国人観光客から注目されている。  このように、広島市内の潜在的な、歴史的、文化的観光資源の発見や安芸太田市の神楽や呉市の大和ミュージアムなどの周辺市町の観光資源との連携を図り、市内滞在型の観光ビジネスを企画し国内外からの観光客の誘致を行う必要がある。
更新: 2015年4月2日

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◎グループ① テーマ:  地域コミュニティが活性化する街に (地域振興) ◎ファシリテーター:  関 治之氏 (Code for Japan) ◎アイデア名称:  地域コミュニティ文化祭・一日交流会 ◎利用するオープンデータ:  施設情報、施設イベント情報、地域コミュニティ・NPOと活動内容一覧 ◎議論の概要  地域で活動するコミュニティやNPOは、ひとつひとつ見れば、それぞれが大きく意味のある活動をしている。しかし、活動参加への敷居の高さ(何をやっているのかわかりづらい、何をやるべきなのかわからない)があり、さらに、コミュニティ・NPOの活動内容をお互いに知らない状態のため、お互いの強みを連携できていないという課題がある。コミュニティの一覧や、活動内容の一覧を作成・公開することによって、強みを生かせるマッチングを生み出せないか、というアイデアが出された。また、交流の場として、公共施設内で開催されるそれぞれのイベント情報の公開、イベントの相乗りによる交流効果や、学校校舎の利用によるコミュニティ間の講師派遣や紹介といったアイデアも出された。
更新: 2015年4月2日 (郡司 哲也)
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◎グループ② テーマ:  バスを利用しやすい便利な街に(交通) ◎ファシリテーター:  高橋 陽一氏 (LODチャレンジ実行委員会/インディゴ(株)) ◎アイデア名称:  全交通機関横断検索サービス ◎利用するオープンデータ:  各交通機関の路線図、駅/停車場、時刻表データとその乗り継ぎ情報、ならびに駅/停車場近傍の代表的な施設情報 ◎議論の概要 【バスの利用を促すアイデア】 ■バスにコミュニティ機能等、新たな機能を付加する  ・カープの試合中継を見ながら帰れるパブリックビューイング・バス  ・「部室」的な雰囲気で、いつでもだれでも「井戸端会議」「だべり」ができるバス  ・合コン機能を持たせた「バスコン」  ・朝活(通勤前の時間を利用した仕事・勉強・趣味等の自己研さん)ができるバス(英会話、ジム等)  ・乗車中に名刺交換をする、ビジネスマッチングバス 中心市街地から郊外宅地への帰路については、指定席制を導入し確実に座って帰れることを訴求要素に他交通手段利用者(マイカーや代行利用者など)の取り込みを行う ■バス停の利用を促すアイデア  ・バス停に新たな機能を付加する    ⇒バス停にデジタルサイネージ等を導入し、地域のイベント情報やキャンペーン情報などを配信。スタンプラリー等にも活用 など  ・系統ごとにバス停の色を変え、バス利用時によりわかりやすくする。また、照明を整備し、待ち時間にも安全で、安心して利用できるバス停環境を作る
更新: 2015年4月2日 (郡司 哲也)
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◎グループ③ テーマ:  いざという時のための防災情報/お助け情報(防災) ◎ファシリテーター:  野方 純氏(姫路獨協大学) ◎アイデア名称:  防災まつり ◎利用するオープンデータ:  災害に直結する情報の観測データ、避難場所データ、防災マニュアル等 ◎議論の概要 防災への広島の課題:  1. 潜在的な自然災害リスクが高い  2. 人々の防災意識が低下していた  3. コミュニティ全体での防災対策が不足  4. コミュニティに参加出来ていない住民が多い 1.潜在的な自然災害リスクが高い 2.人々の災害に対する意識が低下  ・雨量や河川の流量、海面高などの災害に直結する現象は観測している  ・そうした数値に基づく避難警報、避難勧告は、人の手によって出される  ・リスクの顕在化と避難行動の実効の間にタイムラグがある  ・近年、大きな災害に接してこなかったことから、住民の自主的な避難行動が少ない           ↓↓↓↓ 結論「観測数値に基づいて自動的に避難警報などを出す仕組みが必要」 3.地域のコミュニティごとの防災体制の不備 4.新しい住民が地域コミュニティに不参加  ・防災マニュアルの整備と地域ごとの訓練が必要  ・古くからの住民の団結力が高いが、新しい住民の参加がない  ・ただし地域のコミュニティへの多くの住民参加が不可欠  ・町内会や防災といったキーワードだけでは新しい住民は参加しにくい  ・地域全体を盛り上げ、新規住民の参加を促し、防災意識を向上させるためには、大きな仕掛けが必要           ↓↓↓↓ 結論「防災をテーマに地域全体で『防災まつり』を実施する」
更新: 2015年4月2日 (郡司 哲也)
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◎グループ④ テーマ:  道路や橋の効率的な管理の実現(社会インフラ) ◎ファシリテーター:  政木 英一氏(アジア航測(株)) ◎アイデア名称:  クールな情報を使って、橋・道路への関心を高める ◎利用するオープンデータ:  クールな情報を使う・・・橋や道路の図面、点検情報、ソーシャル情報、センサー情報 ◎議論の概要 アプローチ:『プレイヤー』と『課題』から議論  ・誰が使うのか    ・ボランティア    ・地域住民が何を考えているのか。    ・知恵だしの道具  ・課題    ・維持しなくてはならない社会ストックが激増    ・お金がないので、更新できないが、維持しなくてはいけない。    ・維持することによって役立つのか考えるアプローチ    ・予防保全(悪くなる前に治す) 橋・道路への関心を高めるには?  ・街づくりゲームで、20年街のインフラの維持が成功したプレイヤーのデータを使って、メンテナンス計画を立てていく  ・AR(拡張現実)で見ると『あと1年で崩落するよ』と出る  ・救急車がくる方向にライトが点灯する道路や、橋にする オール広島のアプリに  ・広島に住む上で必須なアプリを創ろう  ・ちばレポの機能など、道路・橋に関わらず、オールイン・ワンのアプリケーションを創って、市民に配布  ・地場の産業が広告提供 動機づけどうする?  ・自分に対して実害があると、文句は言うので、行政主導になっちゃう  ・道路が悪いと外から人が来ない  ・観光協会などの宣伝、観光の維持のためにビジネス化することもあるのではないか? 持続可能にするには?  ・橋ごとにテーマを創り、人を呼び込んで経済活性化(北九州市)    ・時間が経つと、難しい。  ・道路・橋の利用権を民間へ販売    ・『通りたくなるような橋や道路』に変化    ・Tポイントが貯まる橋とか・・・    ・運転しやすさマップは、寄付型のクラウド・ファウンディングで維持
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◎グループ⑤ テーマ:  広島にもっと人を呼ぼう(観光) ◎ファシリテーター:  本田 正浩氏((株)たからのやま) ◎アイデア名称:  "+1" して人を呼ぶ! ◎利用するオープンデータ:  旅行者の移動履歴データ ◎議論の概要 【"+1" するアイデア】 ■外国人向け  ・泊まっていってほしい  ・日帰り観光客対策(実態はどうなの?)  ・田舎暮らし体験  ・PRやWebサイト、SNS  ・山歩き、ハイキング ■グルメ  ・お好み焼き!  (ただお好み焼きを焼いている動画のView数がやたら高いwww) ■体験  ・スポーツ観戦・・・カープ女子  ・Jリーグ、バスケットボールリーグもある  ・工場見学、工場夜景  ・マツダ、アヲハタ  ・うさぎ島!   (外国人Youtuberの動画が発端?今や島唯一の宿泊施設の利用者の半数は外国人!) ■周遊させるには?  ・実はあまり知られていない船の航路   (原爆ドーム~宮島、そのほかに水上タクシーなんかも)  ・船でめぐる観光ツアー   ・・・定期化のコストがキモ? 【アピールするコンテンツ】  ・「水都」広島  ・うさぎ島
更新: 2015年4月2日 (郡司 哲也)

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