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日本版DATA.GOVの次は「市民のための二次加工データの流通基盤」の整備を

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日本版DATA.GOVなどの行政系一次データの流通基盤が整備されたことを受け、次の課題は「市民のための二次加工データの流通基盤」を整備することにある。「LinkData.org」は市民がつくる二次加工オープンデータ・アプリ・アイデアの共有を支援し、公共団体のオープンデータに付加価値をつける市民アノテータ/キュレータに活動の場を提供してきた。震災後の復興支援の一環として我々はこの基盤を用いて、日本にオープンデータ系のコンテストを根付かせるための活動「LODチャレンジ」を3年間にわたり支援し、市民キュレータの育成と市民プログラマに成果発表と交流の場を提供してきた。2013年には、この基盤から公開された市民の二次オープンデータが科学系オープンデータの数を初めて上回った。日本のオープンデータ推進の特徴は、市民による二次加工データの流通チャンネルを使って行政担当者が自ら「市民キュレータ」としての立場でも自治体データの二次流通促進に務めているところにある。
更新: 2014年2月19日

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日本のオープンデータ推進の特徴は、市民による二次加工データの流通チャンネルを使って行政担当者が自ら「市民キュレータ」としての立場でも自治体データの二次流通促進に務めているところにある。
更新: 2014年1月5日 (Tetsuro_Toyoda)
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震災後の復興支援の一環として、独立行政法人理化学研究所では「科学系データの二次加工データを流通させるための技術(LinkData.org)」の一般開放を実施した。その結果、行政や市民の二次加工データの流通が急速に拡大し、日本のオープンデータ推進にも大きく貢献した。
更新: 2014年1月5日 (Tetsuro_Toyoda)
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LinkData.org は科学系で盛んな二次加工オープンデータの流通を一般市民にも開放した。LinkData.orgは市民がつくる二次加工オープンデータ・アプリ・アイデアの共有を支援し、公共団体のオープンデータに付加価値をつける市民キュレータに活動の場を提供してきた。
二次加工オープンデータの流通 http://linkdata.org
科学系で盛んな二次加工オープンデータの流通を、一般市民にも開放しました。
更新: 2014年1月5日 (Tetsuro_Toyoda)
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理化学研究所ではこの基盤を用いて、日本にオープンデータ系のコンテストを根付かせるための活動「LODチャレンジ」を3年間にわたり支援し、市民キュレータの育成と市民プログラマに成果発表と交流の場を提供してきた。
Linked Open Data Challenge Japan 2013 http://lod.sfc.keio.ac.jp/challenge2013/index.html
Linked Open Data (LOD) の仕組み作りやデータづくりにチャレンジされている方々による活動の発表の場を提供します。
更新: 2014年1月7日 (Tetsuro_Toyoda)
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2013年には、LinkData.org から公開された市民の二次オープンデータが科学系オープンデータの数を初めて上回った。行政による公式データの公開数も着実に伸びている。
更新: 2014年1月5日 (Tetsuro_Toyoda)
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以上の経験から、 「行政系オープンデータのカタログサイトをつくる取組みに加え、それを活用して市民が創作するより付加価値の高い二次データを流通させる取組みも必要」である。 また、一次データのカタログサイトは「行政」「市民」「地域」「科学」等のジャンルに分かれていてもよいが、その二次流通基盤はジャンルで分類せずに、統合化されたYouTube型のノンジャンルモデルが良いだろう。
更新: 2014年1月5日 (Tetsuro_Toyoda)
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さらに、日本人は地元愛の精神が高く、二次加工データを市町村単位で分類して見せることがオープンデータへの意識を高めるのに効果的と考えられる。CityData.jpで行われているように二次加工データを市町村単位の視点で再分類して可視化すると、市民がオープンデータをどれだけ活用できているか市町村単位で比較できる。このように分類することで、地域市民による活動体の存在が見える化されるだけでなく、ある地域で開発された優れたデータモデルやアプリが他の地域からも模倣されやすくなるため、地域を越えてデータモデルの再利用が波及していく現象も確認された。
二次加工オープンデータを市町村単位で分類した CityData.jp http://citydata.jp
地域資源の情報をオープンデータとして共有していくためのデータベースサイト | CityData
更新: 2014年1月5日 (Tetsuro_Toyoda)
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以上をもとに考えると、2014年以降のオープンデータ系コンテストは、「”甲子園”モデル」で開催するのが効果的であるように思われる。これは、ある地域や分野で開催されるテーマ型コンテストで優秀と認められた作品を、さらに全国レベルのノンジャンルのコンテストに集めて評価し見える化するモデルである。地域で選出されたデータやアプリを応援する地元愛をうまく地域のオープンデータ推進につなげるとともに、優れたデータモデルやアプリが地域を越えて再利用されることを促進する効果があるかもしれない。
更新: 2014年1月5日 (Tetsuro_Toyoda)
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【参考】タイトルに表記した日本版DATA.GOVは、こちらの記事に紹介されています。
政府、オープンデータ活用サイトを12月20日に開設  :日本経済新聞 http://www.nikkei.com/article/DGXNASFK19012_Z11C13A2000000/
 政府は2013年12月20日、国が保有するデータを無償で入手できるポータルサイトの運用を始める。全省庁が参加し、統計や調達、防災などに関連する約1万個のデータ群が最終的に公開される見通しだ。企業や公
更新: 2014年1月5日 (Tetsuro_Toyoda)

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