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蔵書データセット

ライセンス : CC0
Linked Open Data とする“蔵書データセット”を中核にする一連のサービスの構想です
更新: 2016年10月19日

テキスト 詳細
【エントリー部門】 アイディア部門 【応募者属性】 社会人 【応募者名】 須賀隆 【エントリー作品の権利指定】 CC-BY [https://creativecommons.org/licenses/by/4.0/deed.ja] 【エントリー作品のURL】 特になし 【利用しているオープンデータ】 国立国会図書館 書誌データ 【利用しているパートナーリソース】 国立国会図書館 書誌データ 【エントリー作品の詳細説明】 Linked Open Data とする“蔵書データセット”を中核にする一連のサービスの構想です (1) “蔵書データセット”の登録  Webアプリケーションによります。 ・“登録者”が自らの書棚の一段分を写真に撮り、その画像イメージをWebアプリケーションに Drag & Drop する。 ・Webアプリケーションはその画像イメージをOCR処理して背表紙から書籍タイトルを抽出する。 ・次に、例えば http://lab.ndl.go.jp/cms/?q=hack2015#api などで検索を行い書誌情報を補完する。 ・一冊について複数の可能性がある場合、“登録者”に正しい書誌情報を選択させる。 ・最終的に、“登録者”とその蔵書を紐づけて“蔵書データセット”に登録する。 (2) “蔵書データセット”の利用 ・既存の図書館データベースの拡張としての利用   できるだけ既存のデータセットとスキーマを共通にし相互接続可能性を確保し   既存のサービスと連携できるようにする。 ・シェアリングビジネス・モデルによる利用   スペースシェアリング<http://spacemarket.co.jp>やスキルシェアリング   <https://www.any-times.com>はビジネスとして成立しています。   死蔵された個人の蔵書をシェアリングするモデルも成立するかもしれません。 (3) ポイント ・背表紙→書籍タイトル   ネットで検索すると、    2012-03-10 本棚の写真から本のリストを構築したい     <http://d.tnose.net/?p=2095>   がヒットしましたが最近の事例は見つかりませんでした。   ここ1~2年のディープラーニングの進展で昔はできなかったことが   今はできるようになりつつあります。よって、どこかでひそかに   事業化へ向けて検討が進んでいるかもしれません。   逆変換にあたる「書籍タイトル→背表紙」は、    2008-03-03 仮想書架における背表紙画像生成の自動化     <http://www.dl.slis.tsukuba.ac.jp/DLjournal/No_30/3-miyagawa/3-miyagawa.html>    2015-01-27 500冊の電子書籍を背表紙表示で並べた画像が話題に     <http://ebook.itmedia.co.jp/ebook/articles/1501/27/news078.html>   などの事例があります。Amazon も背表紙画像を蓄積しているかも。   これらは背表紙と書籍タイトルをリンクするデータをすでに蓄積しているので、   利用可能であれば、技術的には「背表紙→書籍タイトル」にも有用のはずです。 ・公共性と秘匿性のバランス   “蔵書データセット”の“登録者”の管理では公共性と秘匿性のバランスがポイント   完全に秘匿したのでは Open Data の意味がありません。   一方、完全に公開したのでは登録する人はいないでしょう。    - ある程度秘匿性を担保している既存の SNS の ID をキーとして用いる。    - クローズドなシステムを立ち上げて実連絡先などは中で閉じて管理する。   などが考えられます。 (4) 提案の背景  提案者は「私の本棚」<http://www.asahi-net.or.jp/~dd6t-sg/book_a.html>で蔵書の一部を画像で紹介しています。これは十数年前に撮った写真で、本当は蔵書目録を公開したかったのですが、冊数が多すぎて不可能だったのです。大部分の本は一回~数回読んだ後は保管するだけとなり、蔵書目録がなければ社会的に見て死蔵となってしまいます。下手をすると万に達しかねない蔵書の目録を作ることは現実的でなく画像を紹介するのみで諦めていました。  しかし、ようやく時代が進展しました。  一方、今後、紙の本はデジタル化されて行き、本提案のようなサービスの需要は漸減していくでしょう。  その両者のクロスポイントとして、現時点で提案する意義があるかと思います。
更新: 2016年10月19日 (須賀 隆)

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