【エントリー部門】基盤技術部門
【応募者属性】社会人
【応募者名】中川雅三
【エントリー作品の権利指定】 CC BY(Apache 2.0 License)
【エントリー作品のURL】https://github.com/m-nakagawa/jena/releases/tag/v0.1
【利用しているオープンデータ】
【利用しているパートナーリソース】
【エントリー作品の詳細説明】
Moyoはリアルタイムに変化する情報を扱えるようにしたRDFストアです。
人工知能学会第39回SWO研究会で発表した「CPLODサーバ」を実装したものです。
Moyoは、Apache Jena Fuseki 2.4.1(以下Fusekiと呼びます)を改造したものです。
Moyoは、拡張機能を使わなければFusekiと互換です。
Moyoと Fusekiとの相違点は以下の2点です。
・インメモリのRDFストアの中に、外部からのデータ送信によってリアルタイムに値が変化するノード、
「物理ノード」を構成することができます。
物理ノードの構成にはMoyoが定義する特定のIRIを使います。このIRIを使わなければMoyoはFuseki
と互換に動作します。
・「拡張エンドポイント」を持ちます。
拡張エンドポイントはつぎの機能を持ちます。
・ 簡易なURL指定による、物理ノードの現在値と値の履歴へのHTTPアクセス。
タグパスと呼ぶRDFで表現した木構造に付与したラベルで物理ノードを指定します。
物理ノードを定義するときに指定する物理ノードIDによっても直接指定できます。
これらを指定することで、SPARQLを使わずに物理ノードの値を変更したり読み出したりする
ことができます。
また、これらの機能をつかうと、物理ノードの値の履歴を読み出すことができます。
・WebSocketによる物理ノードへのアクセス。
・WebSocketから、物理ノードの現在値を少ないオーバーヘッドで変更することができます。
・WebScoketから、物理ノードの値変化通知を受信できます。
更新: 2017年1月15日
(Nakagawa Masami)