【アイデアの趣旨】
373万の市民を抱える大都市・横浜において、横浜市民のシビックプライドを醸成し、大都市としてのアイデンティを再構築するため、市の花である「薔薇」をモチーフとする公民連携によるプロジェクトチームが立ち上がりました。「市内の人口流出を防ぐ」という課題解決のために市内のすべての企業と市民を対象に、毎年6月2日(開港記念日でもあるローズの日)に向けて、「薔薇」のプロモーション活動を以下の視点から行います。
1 人とのつながりや社会関係資本の再構築から生まれる個々や家族の平穏(平和)の象徴
「ありがとう」「ごめんなさい」などの気持ちを薔薇を通じて伝えあうことで、身近な他者との不安・不信を取り除き、信頼やつながりを再確認・再構築するための、市民の草の根運動を興す。
2 共創と経済活性化 横浜ならではの「生活創造産業」を大切にしながら開発
既存の薔薇関連の取り組みを再クローズアップするとともに、新たなローカルブランドや商品、サービスを公民の多様な主体の共創によって開発する。市内の薔薇関連の取り組みや商品・サービスを広く受け入れる寛容さと協調。
3 「横浜らしさ」と観光 横浜の魅力を他都市や海外にアピールするための地域資源としての「薔薇」と「おもてなし」
様々なイベントを展開することで、インバウンドも含めた内外で取り組める更なる市域の交流人口を増大させる。
4 薔薇の文化や歴史を学ぶ「入口」 地域にエンゲ―ジメントする契機をつくるための市民活動の「入口」
若者世代への認知啓蒙によるシビックプライドの開拓。地域活動に対し、希薄な市民や企業に対しての接点。横浜と愛着をもつことによる更なる定着を促し、人口流出の予防にする。
【アイデアを具現化するための3つのパイロットプロジェクト】
1 ローズの日PJ
ローズの日(6月2日)をゴールとして薔薇にゆかりのある商品を、家族や隣人など身近な人同士が贈り合うことで「ありがとう」「ごめんなさい」「実は」の気持ちを伝えあう草の根運動を展開する。薔薇に関するイベントを行っていく。
2 バラのアイデアソン、ハッカソンPJ
薔薇にちなんだ商品やサービスを開発するための市内各地のリビングラボと連動したアイデアソンやハッカソをの開催。
3 薔薇のシティガイドPJ
市内の薔薇の名所をネットワークし、対外的にアピールするための市民の手によるガイドツアーを企画実施する。
内外で薔薇と横浜に関する歴史や文化を学ぶ。
【アイデアを具現化するための3つのプラットホーム】
1 「サンキュー・ローズMap」 http://la-bonheur.co.jp/rose/ http://idea.linkdata.org/idea/idea1s2329i/
・「ありがとう」の気持ちと薔薇の運動の広がりを見える化する「サンキュー・ローズMap」というウェブサイトをプラットフォームとして、オール横浜の薔薇のイベントや活動を纏める。個人、団体、企業からの登録のみならず、イベントやカード、ゲーム、SNSなど様々なツールと連携し入り口から簡単に登録できるしくみ。区の愛着を高める為に区対抗で薔薇を育成し6月末に表彰して優勝区を決める。薔薇の歴史や文化の伝道師を「サンキュー・ローズ隊」として盛り上げる。
2 バラ育成ゲーム「バラむす。」 アイディアリンクhttp://idea.linkdata.org/idea/idea1s2390i/
・バラの育成ゲーム。若者を中心にゲームを入り口として薔薇の運動を周知し、データ活用をしながら地域イベントと連携をする。バラ園データ : http://linkdata.org/work/rdf1s6845i
3 「LOCALGOOD YOKOHAMA」 http://yokohama.localgood.jp/
・全体の広報や資金獲得支援を担う。 既存の情報構造を用い、市民や企業間のシーズ・ニーズマッチングの機会を創るための情報発信ができるようなシステムを作っていく。地域の課題や事象を身近に知り、その課題解決に対して市民のポテンシャルや地域資源を最大限に活かしながら、シーズとニーズを満たすことでそこに「ありがとう」が生じ、人の役に立つことで地域への役割を担う。自らのニーズを満たす地域の情報を供給することで更なる市への愛着を醸成する。