市区町村コードは、全国地方公共団体コード、地方自治体コード、都道府県コード、市町村コード、JIS地名コードとも呼ばれることもあります。「共通語彙基盤 コア語彙2」では「市区町村コード」を語彙としていますので、データベースに追加するカラム(項目)は「市区町村コード」という名称を用いることを推奨していきます。
市区町村は名称が重複しているところがあり、市区町村名だけだとデータ管理上よくないことがあります。現在、59(約3%)の市区町村において名前が重複しています。データベースに市区町村コードカラム(項目)を追加することで汎用性が増します。
(名称が重複している市区町村の例)
池田町:北海道池田町、福井県池田町、長野県池田町、岐阜県池田町
朝日町:山形県朝日町、富山県朝日町、三重県朝日町
府中市:東京都府中市、広島県府中市
用いる市区町村関連データにおいて、「共通語彙基盤 コア語彙2」ではカバーできない項目(語彙)を「地域ドメイン語彙」を作成して対応しました。同時に、北海道については、支庁のデータを作成しました。茨城県、埼玉県、長野県については、県内の地域表記のデータを作成しました。該当の3県では、県内の業務で地域名がよく用いられています。
今後のチャレンジ(LODチャレンジ応募)期間中、支庁・地域名を併記できるようにすることで、地域に特化した内容にも対応できるようにします。
また、複数レコードの市区町村を一括で変換する機能を付加することで大規模なデータにも活用できるよう追加の開発をしたいと思います。