【エントリー部門】
基盤技術部門
【応募者属性】
社会人
【応募者名】
五十嵐康伸
【エントリー作品のURL】
http://e2d3.org/ja/
【エントリー作品の権利指定】
Apache License 2.0
【利用しているオープンデータ】
【利用しているパートナーリソース】
日本マイクロソフト株式会社
BizSpark / Azure / Office.js / Officeストア / Excel / Visual Studio / Windows OS
【エントリー作品の詳細説明】
私たちがE2D3によって実現させたいものは、一人でも多くの人間のデータリテラシーを向上することで可能となる、個々人の能力が最大限に活きるより豊かでオープンな社会です。全人類のデータリテラシー向上の為に、技術面では以下の取り組みをしています。
①データを扱う人間の裾野を広げる技術
E2D3はJavaScript API for Officeライブラリ(Office.js)を組合わせることでExcelのスプレッドシート上で指定した範囲のデータをJSON形式に自動変換し、ユーザーがプログラミングをすることなしにExcelから直接JavaScriptのグラフィックライブラリを呼び出してデータを可視化できる環境を実現しました。
②テンプレートグラフコミッターの意欲を高める技術
E2D3はOffice用アプリとしてOfficeストアに登録されており且つE2D3本体がMicrosoft Azure上で動いている為、デプロイに手間・時間がかかってしまうことが課題でした。E2D3ではGithub APIを併用することでAzure内部のE2D3本体がGithubのコード状態を常に監視できるようにしました。ユーザーを惹きつけるグラフのコントリビューターにストレスがなくなる環境(GithubのE2D3 repositoryに出したPull RequestをE2D3メンバーがMergeした瞬間に,デプロイを経ることなく,追加したグラフがユーザーの手元に届く)を実現することで、コントリビューターが関わりやすいオープンソースプロジェクトにしました。
③その他
1.Macユーザーのために独自のデバッグ機能を実装したことによりMacユーザーもOffice用アプリを開発できるようにした、2.node.jsとの併用及びnpm(node package manager)への登録によりコントリビューターの開発開始コストを下げた、3.coffeescript.jsとの併用によりコントリビューターの開発継続コストを下げた、といった技術面での優位性を挙げることができます。
更新: 2016年2月12日
(Yasunobu Igarashi)