【エントリー作品の詳細説明】
1つ1つの論文や発表資料は断片的な場合もある。
何を目指してそのような研究をしているのかという文脈と紐づけて公開できれば、外部の人にも研究内容を理解して貰いやすくなるはずである。
そこで、MissionForestでタスクのツリー構造を論文や発表資料、実験データ等と紐づけてLOD化することにより、これらの研究成果の背景文脈を分かりやすくしたい。
これにより、組織外部との協働に繋がればオープンサイエンスやオープンイノベーションを促進することにもなるのではないか。
(研究室内での協働)
ミッションをWork Breakdown Structure(WBS)として共同編集することにより、そのミッションを達成するために必要なタスクを具体化して洗い出す機能を持つ。
これにより、研究チームのメンバー間で行うべきタスクの共有が行われ、ミッションを達成するために行う必要があるタスクの全貌を見渡せるようにする。また、具体化することによって手がつけやすくなる。
研究チームのメンバー間で認識のズレがあった場合には、タスクのツリー構造を眺めながらそのズレを修正することが期待できる。
(研究室外部との協働)
タスクのツリー構造を全て公開してしまうのではなく,外部にアピールしたい部分のみ選択的に公開(あるいはLOD化)できる.
これにより,ミッションの詳細を外部の人に説明しやすくなり,興味を持ってもらった場合には情報共有や協働にも繋がる可能性がある.
さらに,論文やGitリポジトリ,実験データなどの成果物ともリンクさせておけば,それらが何のために実施されたものなのかという文脈まで共有できるため,新たな協力関係を築く上で有用と期待される.
更新: 2018年1月4日
(渡辺賢)