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JSON2LD Mapper

ライセンス : CC0
ウェブアプリを中心に広く普及しているJSON形式のデータを効率的にJSON-LD形式にしてLOD化を加速させるアプリケーションの提案です。
更新: 2018年1月14日

テキスト 詳細
【概要】 JSONは軽量かつ可読性が高く、Webアプリケーション等で広く使われているデータ形式である。ウェブリソースとしてすでに流通し、蓄積されているJSON形式データを、低コストでリンクト・オープン・データ(LOD)にするために、最近注目されているJSON-LD形式への変換アプリケーション、JSON2LD Mapperを提案する。JSON-LD形式のデータは正当なJSONデータであるため、JSONデータを扱う既存のアプリケーションで処理できることが大きな利点である。
更新: 2018年1月13日 (Takatomo Fujisawa)
テキスト 詳細
【詳細】 JSONからJSON-LDへの変換は、原理的にはコンテキスト定義しを外部ファイルとして記述し分離し、さらに@id, @type, @contextを追加することで、変換前のJSONオブジェクトの構造を保持しつつ、JSON-LD形式に変換が可能である。JSONオブジェクトの配列、プロパティや値に対してIRIをマッピングするためのマッパーを開発し、入力JSON形式をパース後に定義が必要なコンテキスト用語に対して、既存もしくは新規のIRI、短縮IRI、キーワード指定のマッピングおよび型指定を支援することで、既存のJSONを簡便にJSON-LDに変換する。本JSON2LD Mapperは、マッピング用のIRIについては既存のLODも活用できることから、既存の非LOD資源のLOD化だけでなく、既存LODとのリンクも促進する。 なお、本アプリケーションはJavaScriptでの実装を検討中であり、2018年中に開発し、そのコードはオープン・ソース・ソフトウェア(OSS)として公開する。
更新: 2018年1月14日 (Yasunori Yamamoto)
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概要・イメージ
更新: 2018年1月14日 (Takatomo Fujisawa)
テキスト 詳細
CC BY-SA 3.0 Linking Open Data cloud diagram 2017, by Andrejs Abele, John P. McCrae, Paul Buitelaar, Anja Jentzsch and Richard Cyganiak. http://lod-cloud.net/
更新: 2018年1月14日 (Takatomo Fujisawa)
画像 詳細
更新: 2018年1月13日 (Takatomo Fujisawa)
テキスト 詳細
【仕様】 * マッパー機能を実現するために必要なリソース 1. prefixリスト http://prefix.cc/context 2. オントロジーファイル 3. 基盤contextファイル(schema.org, Web Annotation, ...) * マッパーを利用したウェブアプリケーション 1. JSON入力機能(URL、ファイルアップロード) 2. JSONパース機能(マッピングが必要な用語抽出) 3. @id, @type入力・編集機能 4. @contextファイル出力、URL生成機能 5. ユーザ認証および @contectファイルの安定URL生成機能
更新: 2018年1月14日 (Takatomo Fujisawa)
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アプリケーション・イメージ
更新: 2018年1月13日 (Yasunori Yamamoto)
テキスト 詳細
JSON-LDのコンテキスト定義は対象とするJSONデータのオントロジーをOWLで記述することとタスクとしては近い。OWLを記述することは、LODを作成する以上にハードルが高く、これが現状Web of Dataがあまり普及していない一因になっていると考えている。JSON2LD Mapperは、既に多く流通しているJSONデータを簡便にLOD化する支援をすることでこの問題に取り組もうとしている。さらに、JSON-LD形式の特徴である、データのオントロジー部分、すなわちコンテキストを独立したファイルに定義し、それをデータが記述されているファイルから参照できることから、一度定義したコンテキストは容易に多くのデータで再利用できる設計になっている。従って、本アプリの出力するコンテキストファイルをインターネット上で誰でも参照可能な状態で公開すれば、さらにLOD化の流れを加速できると考えている。将来的にはさまざまなデータから参照されるJSON-LD向けコンテキストを集積するレポジトリを立ち上げ、JSON-LDデータ、ひいてはLODのインフラとして機能させたいと考えている。
更新: 2018年1月14日 (Yasunori Yamamoto)

おすすめの助成制度

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 JSON形式データを効率的にJSON-LD形式にするためのウェブアプリケーションです。LODチャレンジ2017のアイデア部門優秀賞を受賞した作品を実装したものです。​JSON-LDおよびContextの作成を支援します。 ユーザは以下の操作でJSON-LDを作製することが可能です。 1. JSON形式データを入力することで構造解析し、マッピングが必要なキー、値の要素抽出 2. 既存語彙の自動マッピング 3. 作成したcontextファイルの編集 4. JSON-LD出力 5. githubアカウントによるユーザ認証によって@contextファイルの保存が可能  以上の編集機能に加えて、動的に表示されるチュートリアルによる作業支援機能があり、使いやすさの向上を目指しています。  自動マッピング機能については、既存語彙の対象としてLOVおよびBioPortalで公開されている再利用可能なowl:Ontology 366を対象としました。大量の語彙を選択することが可能であるが、JSONから抽出された要素からオートマッピングを実現するため継続して開発中です。  JSON形式を出力する様々なアプリケーションがある状況で、本アプリケーションは得られるデータを効率よくJSON-LD形式にできるので、Linked (Open) Dataの生成を加速します。
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